1972年9月12日、西アフリカ・セネガルの首都ダカール沖の世界遺産・ゴレ島に生まれ、幼少の頃よりアフリカン・ドラムであるジェンベを演奏し始める。パーカッショニストとしてそのたぐいまれな才能が認められ、サッチャー首相やミッテ ラン大統領、ネルソン・マンデラ大統領、ヨハネ・パウロ2世等の歓迎式典など、世界各国から訪れる首脳級の公式式典で多数演奏。1995年に来日
来日後すぐに大倉正之助(重要無形文化財総合指定保持者・能楽師)と北京・天津・大連・ハルピン・上海において公演。1998年にはキューバ日系移民100周年記念に朝崎郁恵(奄美民謡歌手)とキューバにて演奏。2000年には仙波清彦(邦楽囃子・仙波流家元)のフランス・ドイツ・エジプトツアーに参加。2002年には狂言師である野村万之丞と韓国ツアー、続いて同氏とアメリカ・ワシントンDCのスミソニアン博物館において、コリン・パウエル元米国国務長官が主催・ヨーヨー・マがプロデュースする公演にて演奏し、表彰を受ける。その他、名高いアーティストと共に文化庁主催の公演にて演奏のため、エチオピア・ケニア・ジプチ・ベトナムなど世界を回る。
日本国内でも、白井貴子やORIGINAL LOVE、ナオト・インティライミ等の数々の大物アーティストと長年共演。2019年の日本政府主催アフリカ開発会議(TICAD)では、天皇皇后両陛下御臨席・安倍総理主催の記念晩餐会にてアフリカを代表するアーティストとしても演奏。
ラティールの才能はパーカッショニストやシンガーとしてのみならず、音楽制作や俳優としても認められている。アシックス、大和ハウス、豊田通商、ヤマハ、ナショナル・ジオグラフィック等、数多くのCMで音楽制作や出演を行い、NHK「スコラ」、「みいつけた」やフジテレビ「FNS歌謡祭」、日本テレビ「ZIP」等多くのテレビ番組においても演奏を行なっている。
また、映画「火花 Netflix」で俳優デビューを果たし、綾野剛や北川景子など大物俳優が出演する「パンク侍、斬られて候」においても「縄次」役で出演している。